【Class of 2015】
◆職歴: 金融
◆形態: 社費
◆Why MBA? 海外の視点から企業の評価を学び、マーケットの理解能力を高めること□海外業務拡大が不可欠であると考えており、実際に海外を経験することで異なるビジネス環境、文化を学ぶこと□異なる文化でのリーダーシップの発揮の仕方を学ぶこと
◆スケジュール
2012年4月: TOEFL初受験69点・2回目85点
2012年6月: TOEFLが伸び悩む。単語の重要性に気付く。
2012年7月: TOEFLはようやくリーディングが上昇、92点。GMATの勉強開始。
2012年8月: TOEFL97点。
2012年9月: TOEFL100点、GMATの勉強に集中。GMAT初受験580
2012年11月: GMAT2回目 710点(出願スコア)。エッセイを本格的に開始。TOEFL102点。
2012年12月: TOEFL103点(出願スコア)。エッセイ作成・追い込み。
2013年1月: 3校出願。
2013年2月: Olinを含め2校出願。
2013年3月: 2校に出願。1校からウェイトリスト通知。
2013年4月: Olinを含む3校でオンキャンパスインタビュー。Olinと他1校より合格通知。他1校よりWaitlistの通知。Olinへの入学を決断。
◆総括
試験の結果に反映されるまでには時間がかかりますが、TOEFL、GMATともに小さな積み重ねが大切です。特に、単語を覚えることは、全てのセクションに通じるものがありますので、こつこつ覚えていくことが大切であると思います。序盤はリーディングが中々上がりませんでしたが、単語の重要性に気づき、こつこつと積み上げた結果7月後半からスコアが伸びてきました。ボキャブラリー問題自体の単語のむずかしさはケースバイケースですが、やはり単語力が読むスピードに大きく影響すると実感しました。
リスニングについては、序盤からある程度の点数が取れましたが、大きくスコアが伸びたのはGMATの試験の後でした。リスニングは「音を認識する能力」と「(瞬間的に)構造を認識する能力」の2つが必要だと考えています。速いテンポでGMATのセンテンスコレクションなどの問題をこなすうちに、聞きながら文の構造が理解でき頭に定着するようになりました。
スピーキングは、ある程度話せていれば採点者との相性で23点までは視野に入ると思いますが、やはりGoodをもらうには発音が大切であると感じました。後半でも相性が悪く、実際の提出スコアのスピーキングの点数は初回受験以下。時間に余裕があればリスコアも選択肢に入るでしょう。
GMATは、基本ルールさえ覚えてしまえば反射訓練の試験だと思います。短期集中して、問題への反応を高め、うまく時間をマネジメントすることが個人的には有効な手段だと思います。そのため、GMAT Prepはあくまで時間配分の確認用に活用し、間違えた問題はそのままにしておきました。受験を通じて最も後悔した点は学校選びやエッセイの開始が遅かった点です。エッセイは文字数も限られており、どれだけコンパクトに自分の良さを表現できるかに苦心しました。
よかった点はキャンパスビジットをしたことです。キャンパスビジットをすることで、各学校がセールスポイントとしている「雰囲気」を肌で感じることができました。キャンパスだけでなく、街並みなどを見ることで、渡米後の生活イメージを持つことができたのも準備に役立ちました。カリキュラムに加え、学校や街へのフィット感を感じたことで、olinへの進学を決断しました。
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◆職歴: 金融
◆形態: 社費
◆Why MBA?
国内外の大企業向けファイナンスを担当してきた中で、担当企業の経営者が志向する世界観と自らが提供出来る提案の幅、人間としての幅にギャップを感じた為。将来的には、グローバルに組織をマネジメント出来る人材を目指したい。
◆スケジュール
□ 2011年3月: TOEFL初受験56点。
□ 2011年7月: TOEFL数回トライ後、81点。その間、アゴスにて勉強する。
□ 2011年12月: 社費留学選考通過。GMATとTOEFLの勉強を平行して開始する(独学)。
□ 2012年4月: TOEFL久しぶりに受験、86点と冴えず。以降、8月まで80点台を彷徨う。
□ 2012年8月: GMAT初受験480点。対策の甘さを痛感する。
□ 2012年9月: TOEFL91点。GMATに悩み始め、Affinityの門を叩く。
□ 2012年11月: GMAT2回目560点。出願準備も平行して進めなくてならず、かなり追い込まれる。
□ 2012年12月: TOEFL、GMAT、Essayの三重苦に陥るが、一方で、かなり集中力も高まる。TOEFL95点(出願スコア)。なかなか揃わないスコアにショックを受ける。年の瀬、27日に受けたGMATで640点を取得(出願スコア)少し明るさを取り戻す。年末年始は出願作業に勤しむ。5校に出願。
□ 2013年1月: 2校とインタビュー実施。
□ 2013年2月: Olin含めて3校へキャンパスビジット実施。Olinはビジット時にインタビュー。数日後、Olinより合格通知を受領。続けて、1月にイ ンタビューを受けた2校からも合格通知を受領。TOEFLは漸く102点。
□ 2012年3月: 残り2校とインタビュー実施。1校から合格通知。3月末、Olinへの進学を決断する。
◆総括
受験中、本質はスコアでは無いとずっと自分に言い聞かせてきました。しかしながら、MBA受験においては、各学校が求める最低レベルのスコアは必要条件です。(最低レベルを超えた後は、個人の資質や経験、フィット感等の本質的な部分が大いに反映されるものだと思います。)
また、MBA受験は、(社費の場合は特にですが)、時限性の高いプロセスであることから、スコアが揃わないと精神的にも負担が増えます。従って、早期スコアメイクが必要となります。スコアメイクは、自身の実力に合わせて、良きアドバイザーをつけることを強くお勧めします(特にGMAT)。その道で「本当」のプロの方は、それぞれの生徒の抱える悩み、ブレークスルーする為のポイントを的確に教えてくれるからです。私の場合、GMATについてはAffinityの野口先生に師事しました。TOEFLについては、アゴスで一通り学んだ後は、独学でした。自分と向き合うことが大切なテストだと思います。自分は何が出来ていないのか?真摯に向き合う必要があります。読むのが遅いのか?単語が少ないのか?聞き取れてない音があるのか?聞いた内容が論理的に記憶出来てないのか?練習問題や本試験を実施した後に、毎回しつこく考えて軌道修正を重ねて行きました。まさに地道という言葉がぴったりくるテストでした。
逆に、GMATはそうでは無い部分が多いです、ちゃんとした先生から解き方とテスト戦略を学ぶべきです。Olinを選んだ理由は、少人数でフレンドリーな校風、フレキシブルの高いカリキュラム、良好な住環境の3点です。少人数かつインターナショナルの学生にもフレンドリーな校風は、学校内外で深い友人関係を築く上で十分な機会だと思いました。これは、ビジット時に在校生とお話しする中で、実感が持てた部分です。
また、MBA期間中は、今まで学んだことの無い学問の領域に触れて自分の幅を広げたいと考えた為、フレキシブルなカリキュラムは魅力的でした。最後に、住環境については、「ビジットして、住んでみて納得!」小さい子供のいる私の家族も満足の環境です。セントルイスは、MLBカージナルスで有名ですが、中西部の中核都市で、有名企業も集まっていますし、必要なものは大体揃います。食べる所にも困りません。そして、自然も豊かです。近隣の方々は、幼い息子に大変親切にしてくれます。日本ではそんなに親切にしてもらえませんでした。ネット上ではニューヨーク等の巨大都市に比べて情報が少ないので、直接ご質問して頂くか、お越し頂くのが一番かと思います。
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◆職歴: 官公庁系
◆形態: 社費
◆Why MBA?
英語力の向上およびファイナンスを体系的に学ぶためです。社内選考では、MBA以外にも公共政策での留学も認められており、TOEFLの要求水準の高さから何度も公共政策への転向に傾きかけましたが、2年間という限られた期間で英語力を伸ばすにはMBAが最適との思いから志望を貫きました。
◆スケジュール
□ 2011年8月: TOEFLが社内選考の基準点に到達(85点)。
□ 2011年12月: 社内選考に合格。
□ 2012年1〜5月: TOEFLを断続的に受験するも点数は伸びず 。
□ 2012年5月: アゴスの講座を取り始める。
□ 2012年9月: GMAT受験700点(出願スコア)
□ 2012年10〜12月: TOEFLを断続的に受験するもやはり点数は伸びず 。
□ 2013年1月: 年末年始の休暇に集中的にエッセイを書き上げる。2ndで3校出願。
□ 2013年2月: TOEFLの点数が少し伸びる(94点。出願スコア差し替え)。1月に出願した1校よりWaitlistの通知。Olin含む2校に追加出願。
□ 2013年3月: Waitlistからの繰り上げ含め2校より合格通知。1校不合格通知。3rdで3校に追加出願。
□ 2013年4月: 5校をキャンパスビジット&インタビュー。Olinを含む2校から合格通知。1校から不合格通知。
□ 2013年4月末: Olinへの入学を決断。
◆総括
上記のスケジュールをご覧頂ければお分かりになるかと思いますが、スコアメイク・エッセイ作成・キャンパスビジットと常にギリギリでの準備を強いられた受験生活でした。こうして振り返ってみると、自分の至らなさを実感するばかりですが、幸いにもOlinを含む数校から合格を頂くことができましたので、記憶が風化してしまう前に体験談をお話できればと思います。まず、留学準備全般を通じて、最後まで最も苦労したのがTOEFLでした。結局、MBA受験の目安といわれる100点には遠く及ばず94点が最終スコアになりましたが、このスコアすら出国年の2月に取得したもので、1月の2ndラウンドでの出願時は80点台での願書提出となるなど(その後スコアの差し替えが認められたとはいえ)、苦しい戦いを強いられました。
勉強方法や試験対策について到底アドバイスできるような立場ではないのですが(他の方のアドバイスをご参照ください)、Olinを含めてTOEFLが100点を切っていても面接に呼んで貰えるところは探せばありますので、それだけでMBA受験を諦めてしまうのは勿体ないと思います。
ただ、英語力が不足していると留学後に非常に苦労しますので、留学前にできる限り英語力を伸ばしておくのが極めて重要であることに変わりはありません。
GMATは、MBA受験においてはTOEFLと並んで重要になってくるので、できるだけ早く対策を始めるのが吉です。もっとも、自分は着手したのが7月で(ただTOEFLで苦しんでいたこともあって殆どやれず)、集中的に取り組んだのは8~9月になってからでした。それでも、目標とする点数に届きましたので、コツさえつかめば大丈夫というのが実感です。アドバイスとしては、Mathは日本人にとっては相対的に簡単で、本番も普通にやっていれば時間が余るので、その時間を利用して、自分はもらったブックレットに次のVerbalで問題を解く際に消去した選択肢に印をつけられるよう、5×40くらいのマス目を作っていました。一方、Verbalについては、英語力に拘らず一定の対策が必要だと思います。特にSCは「GMAT文法」なるものが必要になりますので、定評のある予備校なりで一通り教えてもらうのが手っ取り早いです。
傾向を掴んだ後、GMAT Prepで何回か模擬試験を受けてみて、CATシステムの下では、最初の30問で大体の点数が固まってしまい、後はランダムクリックで点数は殆ど動かない、ということが分かりましたので、自分は最初の30問を70分かけて解き、残りはほぼランダムクリック(一発で選択肢を絞れるSCのみ少し考える)という戦略を採ったところ、本番ではVerbal 33点でOverall 700点が出て、GMAT受験を終えることができました。
エッセイについては、上記のようにTOEFLのスコアメイクに苦しんだことや職務上の繁忙期と重なってしまったこともあってやはり着手が遅れてしまい、カウンセラーを利用することは諦め、Essay EdgeというOnlineのエッセイ添削会社を利用しました。担当者はValerie Steinbergという人で、この人にかかれば文法無視でほぼ書き殴りに近い文章も、48時間以内に(追加料金を払えば24時間以内に)綺麗な整った英文に修正してくれます。
担当者はこちらから指名でき内容面での修正・アドバイスもしてくれます。秋口から余裕を持ってエッセイの作成に取り掛かるのがベストですが、私のようにエッセイ作成の着手が遅くなってしまった場合は特にお勧めです。キャンパスビジットについては、(かなり遅い時期ではありますが)幸いにも4月にまとまった休暇が取得できたため、約1週間かけて、既に合格を貰っていた大学や3rdラウンドで出願し面接に呼ばれていた大学など、計5校のビジットを敢行しました。面接でどれくらい有利に働いたかは分かりませんが、少なくともスカイプでのインタビューよりは自分の熱意を示すことができますし、また、最終的に進学先を決定する上で、現地での自分の実感は大いに役立ちました。
この中でもOlinは、在校生の方々にキャンパスはもとより、実際に日本人留学生が多く住んでいる住居やレストラン、ショッピングモールなどを案内して貰い、「これならやっていけそうだ」との感触を得たことが大きかったです。セントルイスは非常に住みやすいところですので、Olinに少しでも関心がある方は是非キャンパスビジットにお越し頂ければと思います(余談ですが、カージナルスはここ10年で7回もポストシーズンに進出するなどメジャー有数の強豪球団で、野球好きにはたまらない環境です。
実際、2013年は惜しくも敗れはしたものの、ワールドシリーズまで進出し、地区S、リーグCS、ワールドSをブッジュスタジアムで観戦することができました)。
最後に、MBA志望の理由は人それぞれだと思いますが、英語力の向上が大きな部分を占めている私にとっては、過去の在校生が体験記で語っていた「英語に苦手意識を持つ者こそにOlinを薦めたい」との言葉はOlinに関心を持つ上で非常に大きなものでした。実際、当地に着いてから半年あまりが経過しようとしていますが、少人数制と留学生比率の高さといった環境はもとより、MBAプログラムの開始前においては、7週間に亘るMBA準備に特化したサマースクール・プログラムや留学生のためのInternational GO!プログラム、学期の開始以降も、非ネイティブスピーカー向けのCommunicationの特別講義、1対1のカウンセリングが受けられるCommunication Labなどの各種制度が、英語力向上の手助けしてくれます。
また、学内ではボランティア団体による無料の英会話レッスンも定期的に開催されており、私もコア科目の履修が一通り終わり、余裕が出てくる春学期以降はこうした制度を一段と積極的に利用したいと考えているところです。
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◆職歴: 金融
◆形態: 社費
◆Why MBA?
多種多様なチームを円滑にリードするためには、更なる語学力・Leadershipが必須との強い認識があり、MBAでの環境を通じて強化させたいと考えた。□実務を通じて培ったFinanceの知識を体系的に整理しブラッシュアップを図りたかった。
◆スケジュール
□ 2012年2月: 社費の選考結果受領。TOEFL 初回68点。ここから数か月70点台を彷徨う。
□ 2012年8月: TOEFL85点。この後、再び80点台を彷徨い続ける。レジュメ作成及びGMAT開始。
□ 2012年10月: GMAT初回撃沈。
□ 2012年12月: TOEFL91点 (出願スコア) 。GMAT2回目540点。再度撃沈。エッセイ準備の本格化。
□ 2013年1月: スコアアップを前提に3校へ出願。インタビュー準備を開始。MBA Tourに参加し、Olinを始めとした出願校予定のアドミッションへ直接アピール。
□ 2013年2月: Olinを含めた2校へ出願。GMAT3回目 (出願スコア) 。Olinを含めた4校へキャンパスビジット&インタビュー。1校より合格通知を受領。
□ 2013年3月: Olinから合格通知。2校からWaitingの通知。Olinへの入学を決断。
◆総括
英語での業務経験を有していたものの、TOEFL・GMATのスコアメイクにおいて、業務とMBA受験の両立の観点から相当苦しみました。小生スコアは誇れるものでない事から、試験のアドバイスは他の方に譲らせて頂きますが、最終的に合格を手にする事が出来たのは、学校関係者に対する自らの業務経験の売り込みと考えています。
具体的には、12月末より入学審査官への直接アピールを目的としたプレゼンをエッセイカウンセラー共に入念に準備し、1月のMBA Tourにてアプローチを実施。また、アプローチした入学審査官への質問、スコア状況等報告等密にコミュニケーション図りました。それらのアクションが結果的に説得力のあるエッセイ・インタビュー、更には強い入学希望の意思表明に繋がったと考えています。最後に、MBA受験は相当苦しかったのですが、家族・会社の上司・同僚から協力を得て、自分自身を見つめ直した貴重な経験だったと考えています。皆さんも最後まで諦めず頑張って下さい。
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◆職歴: メーカー
◆形態: 私費
◆Why MBA?
入社当初から日本からという一点だけでなく、外国からの視点も入れてビジネスを考えられるようになりたいと思っていました。またバックグラウンドは生産技術系のエンジニアだったのですが、自分の将来のキャリアを考えていく過程でエンジニアとしての知識・経験だけでは将来マネージメント職に就いた場合視野の狭い経営判断しかできないと強く感じることがあったので、自分のバックグラウンドを活かしつつ包括的な経営判断をできるようになりたいと思いビジネススクールへの進学を希望していました。そういった点から海外でビジネスを勉強できるということでアメリカのMBAを志望ました。また社会人として経験が少ない状態でMBAに行くのではなく、これまでの職務上の経験と照らし合わせながら勉強したいと思っていたので、仕事で自信の持てる成果を出してからMBAに留学しようと決めていました。
◆スケジュール
□ 2009年7月: 予想以上に苦しんだGMATでついに700点。
□ 2011年6月: TOEFL102点、初の100点突破。テストスコア的にはそこそこの点数がそろったが、希望していた部署へ異動した直後だったので迷った末に新しい部署にて成果を出してからMBAに出願することに決定。
□ 2012年12月: 前職にて大量生産技術の開発とそれを用いた製品化を担当していたが、ある程度実用化の目途が立ち仕事に対して自信を持つことができたのでMBA受験準備を気合を入れて開始。TOEFL104点(出願スコア)
□ 2013年1月: エッセイ作成開始。(この時点では2014年9月入学も視野に入れていました。そのためリアプリカントは不利という噂にビビって しまい出願校をかなり減らしてしまいました。)1月末Cornellへ出願
□ 2013年3月: Wharton出願。
□ 2013年4月: Olin出願。Cornellウェイトリスト。Wharton面接。
□ 2013年5月: Wharton不合格。Olin合格。Cornellウェイトリスト対策でTOEFL受験(108点)
□ 2013年6月: Cornell不合格
□ 2013年7月: 1月のエッセイ開始時には2013年入学は無理と思っていた部分もあり今年度の留学はあまり真剣に考えていなかったので、結果が出そろった状況で今年留学するか完璧に準備したうえで来年もう一度受験するか考える。考えた末に留学前に職務上やっておきたいと思っていたことはほとんどやれていたと思ったのでチャンスがある今留学することに決定。
◆総括
のらりくらりと無駄に時間をかけてしまったようなMBA受験でした。ですがただ単にビジネスの理論を学ぶだけでなくこれまでの自分の経験と照らし合わせながら勉強できているので、留学前に職務経験が長くなったのは良かったと思っています。多くの人がMBA留学中に何をやったかがMBAの価値を決めると言っていますが、実際留学してみて本当にその通りだと思います。また就職活動においても大半の企業はトップ校出身という学歴よりも、本人の資質を最重視して面接やインターンに臨んできているように思います。学ぶチャンスが数多くあり自分を成長させていけると意味でOlinは良い環境だと思っています。
具体的には3点挙げられ、1点目として教授陣との距離の近さがあります。学校側もスモールスクールの良さを出していきたいと考えているようなので、学生とのコミュニケーションを大切にしている教授が多いように思います。授業終了後やメールでの質問に対して熱心に答えてくれるので学びたいという意欲さえあればいくらでも学んでいける環境です。
2点目としては地域社会との密着性があります。セントルイスは規模が大きすぎず且つ小さすぎないといった丁度良いサイズです。ですので田舎的な大学と地域との密着性もありながら、エマーソン、エドワードジョーンズ、モンサントといったアメリカを代表するような企業も多くあります。学校側がそれらの大企業に対してコンサルの授業として用意してくれるものもあれば、セントルイスで開かれているカンファレンスにて参加者とコネクションを作っていくことも簡単にできる環境です。
3点目としては少人数制なので密な人間関係を構築しやすいことです。人数が多いと関われる時間も分散してしまうと思います。とあるマンモス校に留学していた方に何人くらいと一生続きそうな関係ができたか聞いたところ1人か2人といった方もいました。一方Olinでは140人という限られた人数の中で2年間過ごすことで、他校では得られない密な人間関係を得られるのではないかと思います。こういった点から恐らく人生で最後の学生生活を送るにあたりOlinが後悔しない環境であることは間違いないと思います。