1. Olinでの2年間を振り返ってどうでしたか?
会社の肩書を離れた個人としての自分と向き合う非常に意義のある2年間であったと思います。個人だからこそ自分が学校や
クラスメートに対してどのような価値を提供できるのかを見極めてそれを実践しないといけないというプレッシャーと戦い続ける必要がある一方で組織に捕らわれない自由な立場から自分の今後の人生やキャリアを考えることもできたこの2年間は自身の
人生・キャリアプランについて考える非常に有意義な時間となりましたし、間違いなく今後のこれからの人生に大きな影響を
及ぼすだろうと感じています。このように色んな考えやバックグラウンドをもったクラスメートや教授に揉まれる中でこれまでの非常に狭く偏った自身の固定概念を壊して、新しい柔軟な価値観を形成できただけでもMBAは十分に費用対効果があったかなと感じています。
2. Olinの特徴は何だと思いますか?
Olinの特徴は1) 協調的な文化 2) 手を上げれば何でもできる環境、の2点だと思います。
まずは協調的な文化。少人数であり、チームワークも多いOlinでのMBAは1年目の終わりまでには学年全員の顔と名前が一致するのはもちろん、それぞれの特徴が言えるくらいにはみんなと仲良くなれます。これは大規模なスクールではありえないことだと
個人的には思っています。
2点目は、手を上げれば何でもできる環境。Olinには皆さんがMBAで成し遂げたいことが実現できる環境が整っていると
思います。例えば、新規ビジネスに興味がある場合には、Olinではスタートアップを支援するファンドや授業が豊富にあり、
他学部と協業してビジネス機会を創出する団体の活動も盛んです。また、現地でのインターンやコミュニティ活動に興味がある
場合には、St. Louisに数多くあるスタートアップやコミュニティ団体にアポを取ることで簡単にコネクションを形成することが
できます。OlinそしてSt. Louisはやりたいことをするのに必要なリソースが揃っていて、しかもそこへのアクセスが簡単という
まさに丁度良い規模感だと感じました。
3. セントルイスでの生活はどうでしたか?
上記でも述べたようにセントルイスは中規模な街のため、大都市に比べると刺激は少ないかもしれません。しかし、ショッピングモールやスーパーは充実しており、またバーやレストランも多くあるため普段の生活に困ることはありません。その上、公園や
テニスコート・ゴルフ場などのスポーツ施設は豊富にあります(しかも、その多くが無料!)。都市の特性上、中西部の割りには黒人居住者が多かったり、犯罪率が高いというニュースを目にされて配偶者やお子さんと一緒に来られる方は不安を感じるかも
しれませんが、大学周りの居住地では安全に不安を感じることはありませんでした。個人的にはどこに行くにもアクセスが
しやすい非常に住みやすい街だと思います。
4. Olinの受験生に向けて一言お願いします。
MBAで得られるビジネス理論やリーダーシップ論また人生プラン・キャリア形成の方法論をインプットする機会はオンラインMBA・国内MBAやそれらを論じている数多くの書籍など多様にあると思います。インプットをするだけでそれらを自分の知見にできるスマートな人には巷でも言われつつあるように高い投資が必要な海外MBAは不要かもしれません。一方で学んだ知見を多様な意見をもった人々と一緒に試行錯誤しながらも実践していくことで初めてそれらが自身の血肉になっていくという私のような不器用な人には海外MBAはまだまだ価値のあるプログラムだと思います。そして、Olinではそれを実現できる環境が整備されています!一人でも多くの受験生がOlinに興味をもち、そして出願されることをお待ちしております!