基本情報
Year: Class of 2018
志望業界・職種:スポーツ・エンタメ業界/ 営業・マーケティング、海外事業
インターンシップ獲得先:スタートアップ企業(トラック業界向けアプリ)@ St. Louis /Biz Dev・アナリスト
フルタイムオファー獲得先:スポーツアパレル業界 @ Boston/ 新規事業開発・海外事業支援
スケジュール
1年目
- Fall:8月頭、オリエンテーションからレジュメの書き方、仕事の探し方、9月中旬のオンキャンパスリクルーティングへの対策等、アメリカでの就職活動のイロハを一通り学ぶ。8月中旬、レジュメをCareer CenterやWriting Centerのサポートを活用しUpdate。またCareer
Centerでは行きたい業界や企業へのアプローチ方法、実際にコネクションがありそうな人の紹介を受ける。9月以降、インターン獲得というよりアメリカでの就職活動の経験値を上げる為に、オンキャンパス・オフキャンパス、またオンラインでのインターン募集へ応募しまくり、面接等を含め経験。アメリカでの就職活動方法を学ぶ最高の機会。
- Winter Break:東海岸在住でスポーツ関係の仕事に就いている日本人を訪問し、就職活動やネットワーキングについて相談。それらの出会いから、企業レポート作成等のプロボノ作業を継続受注し、半年ほど手伝う。
- Spring:1月以降、スポーツ・エンタメに関する企業へオンラインやネットワーキングイベントを通じて応募。同時に大学内のスポーツビジネス関連に精通している教授と接触し、複数ローカルのインターン案件の紹介を受け応募。2月中旬からは、流石にインターン獲得をプライオリティーに変更し、ターゲット業界・職種をスポーツ・エンタメから広げる。
- Summer:5月末、最終的にOlinの卒業生が立ち上げたスタートアップから声がかかり、そこで2ヶ月MBAインターンとして働く。アクセラレーターに所属したり、アプリの立ち上げに携わり、起業や新規事業開発に関して知見を深める。
2年目
- Fall:1年目で構築したネットワークや経験を活かし、インターンに落ちた企業も含めて多数応募。一方、スポーツやエンタメ業界はMBA等の採用が秋ではなく春になるところも多く、数は限られる。
- Spring:Fallと同様、ネットワークやオンラインを通じてフルタイム採用へ応募しまくる。そんな中、1年目につながった日本人の紹介で受けた企業で企業幹部と直接話す機会を頂き、それを通じ社内の複数部署の担当者と面談し、新規事業開発を行っている部署での採用が決まる。(4月中旬)
就職活動を終えて
- 郷に入れば郷に従う
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MBAスクールだけに、学生のインターン獲得、フルタイム就職に向けて学校がスケジュールに沿ってサポートを提供しています。まずは、オンラインでアメリカでの就職方法を自学すると共に、どっぷり学校のシステムに浸かってみるのも手かと。私は当初より特定の業界にフォーカスしていたので、あまり多くの機会を利用しませんでしたが、今振り返れば、インタビューの練習にもなるので、業界や職種の選り好みせずもっと積極的に応募すればよかったかと思います。
- ネットワーク、ネットワーク、ネットワーク
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日本でもそうですが、Closedの募集が数多くあり、企業から教授宛に直接学生の募集がきたりもします。つまり、そのネットワークの一端に居るかどうかで可能性が変わります。また一つの募集に多くの学生が応募するので、スキルとともに内部とネットワークがあるかで、インタビューに呼ばれる順番も変わります。つまり、多少の労力がかかっても出会った人との縁を繋ぎ、育む努力が求められます。また、それを可能にする為にリクルーティングイベントにおけるコミュニケーション方法や印象を上げる手立てを確立する必要も。
- どこまでいっても英語
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- 海外歴の長い人やネイティブ並みに話せる人以外は、すべて英語がキーです。日本語の面接で伝えられる内容や相手に与えられる印象と100%同じ内容や印象を英語で相手に伝えられるか?とにかく一般的な英語のレベルを上げること、またMock Interview等を通じて練習すること、最後はそれらに尽きると思いました。
これから就職活動をする皆様へ
- 現地就職を目指す場合は限られたチャンスを最大化する
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現地就職する上でのチャンスは非常に限られているものの、以下3つはInternationalでも生かせる機会かと思います。①学校で行われるオンキャンパスリクルーティングでのサマーインターン獲得からのフルタイム就職、②学校とコネクションがある企業でのサマーインターン獲得からのフルタイム就職、最後に、③学校とコネクションがある企業へのサマーインターンを介さないフルタイム就職。ここから分かる通り、学校とのコネクションが無い状態や、過去にInternationalを採用していない企業からのオファーはかなり厳しいのが現状です。(日本での経験と全く同じ仕事や日本で働いていた企業のアメリカ本社、支社は別)その為、学校がある程度お膳立てしたり、卒業生がすでにいる会社のリクルーティングイベントは、他以上に力を注ぐべき。サマーインターンからのフルタイム採用は大いに可能性があり、特にInternationalで言語の問題や今後ビザの問題等が発生する可能性があるなら、ここでケリをつけるべきです。Olinでは地元セントルイスや中西部を中心に、学校とつながりがあり、且つInternationalの卒業生がすでに入っている金融、マーケティング、製造業等の企業が結構あるので、本気でやるなら可能性はあります。
- これ以外のIndeed等のOnlineで公開されているMBA対象の求人への応募や、全国規模のリクルーティングイベントを通じてのサマーインターン獲得、フルタイム就職はスキルによる差別化やネットワーク構築において劣るInternationalにとって非常に高いハードルです。
- 現地就職を目指す場合は学校外でも積極的に動く
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一番目に述べた機会ではカバーされない企業や業界への就職を考えている場合は、学校からのサポート等は期待できず、ハードルは圧倒的に高くなりますが、自力でネットワークを広げて面接までこぎつける必要があります。私の場合は、スポーツ系を考えていたため、中西部で行われるスポーツチームが集まるリクルーティングイベントへ参加し、担当者と直接繋がり、LinkedInでフォローをしながらネットワークを広げたり、日本人ですでにその業界で働いている人へメールを送り、休み期間にミーティングをさせてもらい情報を入れるようにしていました。
- 現地就職を目指す場合はとにかく粘る
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もし本当に、本当に、本当にアメリカの現地企業へ就職したいのであれば、応募をし続け、インタビューを受け続けるしかありません。サマーインターンからフルタイム就職を得て遊んでいる学生や、2年目の秋や春学期に決まっていく学生を横目に、精神的に辛くても粘る、の一言です。特定の業界では春になってからMBAホルダーの募集を掛け始めたりする企業も多く散見されるので、実際には卒業式シーズンにオファーを受ける学生も結構います。一旦、こちらでの就職を決めたのなら、ビザが続くまではとにかくアプローチをしまくりましょう!